轍の考えること
旧下田村
旧下田村_下田郷は越後平野の中央、新潟県三条市に位置しわずかな平地と四方を全て山に囲まれた山里です。歴史は古く起源ははるか奈良時代以前にさかのぼります。
ここは山、緑、水の里とも言われ、八木鼻周辺や山の手地域には、今も昔のままの美しい自然が多く残っています。
古い歴史と雪深い自然に育まれてきた風土と景観は、遠い記憶の中に忘れかけていた日本の原初的情景を呼び起こしてくれます。
この地から
私たちはこの地から、未来の世代に受け継がれていくべき食べ物の背景を考え、健康や自然環境に配慮した有機的方法で持続可能につくられた生産物と食品の提案を行います。
「何を食べるか」ということは生活の全てに深く関わる重要なテーマです。
人と食べ物の新しい関係を築くことで生まれる、自らのライフスタイルの新たな発見と発展性を感じてもらえることと思います。
轍の由来
諸橋轍次
漢学者 旧下田村出身、文化勲章授章、名誉村民。
「大漢和辞典」全13巻編纂により日本文化形成の母体になる漢学文化の基礎を築く。
轍次の故郷であるこの地で、研究への一途な姿勢と故郷を愛された博士の精神と食の未来への希望を重ねた。
轍の活動内容
やるべきこと
- 多様性、信頼性、持続的可能性、そして美に価値を置くネットワークコミュニティの創出
- 環境保全型農業によって生産される安全な生産物及び食品の提案と提供
- 生産者間及び生産者と生活者間の価値共創によるネットワークの構築
- 住民参加による地域活性化の推進
- 伝統的ものづくりによる食に関連する道具及び製品の提案
この地域では手に入らないものや、新しくつくり出そうとすることで環境負荷がかかる場合は、他の地域あるいは海外にまで範囲を広げ、より品質や安全性の高いものを選択します。
良心的な選択
生産者や生産地、栽培方法、加工過程、流通過程にそれぞれ理念があり、生態系や環境への負荷に配慮した明確な生産方法で作られた生産物・食品・製品の良心的な選択と開発を行っていきます。
BIO(ビオ)はEUでオーガニックの意味です。
EU諸国では小さないなか町のスーパーマーケットにもBIOコーナーが設けられており、人々の意識は高く生活の中に普通に存在しています。
いつの日か、日本でもBIOの生産物や製品が普及することを願い誠実に活動を続けていきたいと思います。